ゲテモノ料理を食べてきた話
タイトル通りゲテモノ料理を食べてきた話です。
正直言って特別珍しい話でもないよね。何年か前くらいまではすごく珍しいイメージがあったけれど、最近はそういう店も少なくないし、身の回りに食べたことある人もいるからね。
僕自身前から食べてみたいとは思っていたけれど、なかなか機会に恵まれず見送っているうちに『ゲテモノ料理』というコンテンツが割と認知され始めちゃったわけです。
そんな出遅れ気味の僕がゲテモノ料理を食べることになったきっかけは、
酒に酔った勢いでした。
……………………………まあ、ありふれてるね。『酒に酔った勢い』で『ゲテモノ料理』を食べてきました!っていう内容のブログは多分8万件くらいあると思う。
とはいえ案の定ショッキングな出来事だったので記録に残さずにはいられず…
そんなわけでキーボードに指を叩きつけているわけです。
今回お邪魔したのは渋谷パルコ地下『カオスキッチン』の
『米とサーカス』さんです。
いろんなところにお店がある有名なゲテモノ料理店です。正確にいうと虫などのゲテモノ料理から、熊肉や鹿肉ジビエなど幅広いお肉を扱っているお店です。
さてまずは店内のインテリアについてのお話です。本来であれば店構えや店内の写真を掲載するべきですよね。ところが僕はパシャパシャ写真撮ったらミーハーみたいで恥ずかしいという自意識が根付いている人間なんですよね。つまり、写真はありません。思い出せる範囲で描写させていただきますのでよかったら読んでみてください。
煌々と輝くネオンサインが視界に入る。アルコールの染みた頭には刺激が強く、ひどく印象的に映った。店内は薄暗く、マゼンタカラーのネオンに照らされ、小綺麗ながらも怪しげな雰囲気を感じさせる内装だ。ラメの入ったような光沢のあるシルバーのソファとスツールが光を反射し、複雑な色合いに変化している。テーブルにはフルイドアートを背景として切り抜いた『蜂』の筆文字が記されている。ステンレスで作られたカウンター席には『何か』の瓶詰めがずらりと並んおり、オカルティックな印象を抱かせた。そして最も目を引いたのは、壁面にあるアート的造形のインテリアだ。東京都の形に切り抜かれた穴の中に、様々な色のジャンク品が敷き詰められ、圧倒的な存在感を放っていた。
読んでくれたかな?飛ばしたかな?どっちでもいいよ。まあそういう感じでした。席についてメニューを見てひとしきりキャッキャと騒いでアルコールを注文しました。
この時目についたのは『糞茶割』というパワーが全盛期のアーノルドシュワルツネッガーばりのパワーワード 。
酒も入っていることもあり早速誰がこれを飲むのか拳による戦いが幕を開けました。僕は最強なので一番に勝ち残り勝敗を見守ることに。ちなみに僕の天才的な策は『パー』でした。『グー』じゃかてねぇんだよなぁ…
敗北者は我々の中での大泉洋ことM氏でした。持ってるねぇ。
そんでもってマスターをお呼びして注文しました。
「糞(クソ)茶割ください」
「あ、それ糞(ふん)茶って読むんですよ」
もうここで笑えたね。あそうなんですねって。マスターによると半分くらいの人はクソって読むらしいです。ちなみに当然ですが全然美味しかったです。2杯目は僕も糞茶割にしました。あっさりしたほうじ茶みたいな味です。
<糞茶とは>
蚕の糞を焙煎したお茶だそうです。奴らは桑の葉しか食べないので実質桑の茶です。
※一度虫の体内を通った桑の茶です。
今回注文したのは『ワニ肉』『虫の盛り合わせ』『梅水晶』でした。『虫の盛り合わせ』の写真にビビり散らかしつつ、元気に料理が来るのを待っていました。そしてお通しが運ばれてきました。
ここで僕らは己の浅はかさを思い知ることになります。
「こちらお通しの雀です」
「「「淡々とテーブルに並べられる<彼ら>をみて黙り込む僕たち」」」
言葉で形容するならスンッ…て感じだったよ。ある程度覚悟は決めていたとはいえ、メニューで選んだわけではないからね。ふいうち(あく:いりょく70:めいちゅう100)だったね。こうかばつぐんだわ。
あ、あと苦手な人には悪いけどグロ注意です。いまさら?まあまあ。ちなみにグロ注意という表現を用いることも生命に対する冒涜のような罪悪感を感じています。許しておくれ…思わず小声になって作戦会議をしました。議題は誰が先に食うかです。たぶん昔の村で神に捧げる人柱を選ぶときはこんな雰囲気だったんじゃないかな。
僕はここで漢見せたろと思って、ビビってないフリして全然食えますけど?みたいな態度でひょいっとつまんでパクッと食べました。
とりあえず頭から行ったよ。オノマトペで表現させてもらうと、
バリッ ヌミチャッかな?
頭蓋骨を噛み砕く音と、漏れ出してきた脳味噌を噛み締めた音です。正直にいうなら、嘴と頭蓋骨は食うもんじゃねえって感じだし、脳味噌は苦くて普通にしんどかった。
確実に啓蒙が上がったし、SAN値は下がりました。
M氏「ネバーランドの鬼になった気分」
それな。悪役というかホラー物のクリーチャーな気分だったね。胴体の方はまだ食べられたんだ。鶏肉とレバーを同時に食べてるみたいな感じの味で、風味として足のパリパリ感が添えられていたよ。
総合的な感想としては、味もきついんだけど、何よりそのルックスが『ザ・生物』で
生理的な拒否感と骨を噛み砕く不快感が強かったかな。
言葉で例えるなら、『噛み締める背徳感』
ある程度頑張ったけど酒で流し込むしかなかったです。
この時点で意気消沈な我々。ただ美味しくないとかならまだいいんだけど、メンタル的なダメージが大きく、罪悪感を感じていました。
M氏「最近近所ですずめの巣を守ろうみたいな運動してるんだよね…」
彼は口いっぱいにすずめを頬張りながらそう呟いていました。その瞳は遠い何処かを捉えていたように思います。
遊び半分でウェーイってくるところじゃなかったねと、切なさと哀愁に包まれた漢3人が出来上がりました。
この時点での我々にとって、天上から垂らされる蜘蛛の糸、激しい航海の中船首に浮かぶセントエルモの灯火は『梅水晶』でした。おいしい上に梅の酸味で口直しとしても有能。世が世なら信仰の対象になってる。
続いては『ワニのもも肉』これは全然美味しかったです。ささみに近いけどパサパサ感はなく、ちょっと湿り気があるように思える。なんとなくヌルッとしてる気もしたけど、不快なレベルではありませんでした。これは普通においしかたたのでサラッと行きます。写真ないのは許してね第二弾。まあ見た目のインパクトはなかったし。
さあメインの『虫の盛り合わせ』何が怖いって、出てくるまでに結構時間がかかったことかな。一緒に行ったA氏は来るまでに5回くらいメニューの写真を見て戦々恐々としていました。
盛り合わせ内容は
・セミ
・バンブーワーム
・ハチノコ
・イナゴの佃煮
でした。一つ一つ簡単に感想を書いていきます。
<セミ>
若干苦味感じるところがあったけど、概ねおいしい。パリパリしてる何かを食べてる感じ。また食べられる。
<スズメバチ>
セミと基本的には同じだけど、お尻の部分がジューシーだった気がする。バーナーであぶったからかな?焦げてる味が強かった。また食べられる。
<バンブーワーム>
食感最悪。味もなんか化学薬品ぽい感じ。食感最悪。噛んだ瞬間のグニュッとした感覚が脳まで駆け上がって拒否反応という名前の電流が全身を支配したね。食感最悪。もう一度食べるのは覚悟がいる。
<ハチノコ>
駄菓子みたい。あのニンジンみたいな見た目のやつ。あれよりは質量があったけど、小さいから普通に食べられた。また食べられる。
<イナゴの佃煮>
特にコメントはなし。おいしいかった。
<ゲンゴロウ>
めっちゃ苦い。めっちゃ硬い。二度と食いたくねぇ。
まあ正直にいうとあえてもう一度食べようは思わないかな。ゾンビが大量発生して食糧難に陥って、生き残るためになんでもしなきゃいけなかったら食える。タガメはおいしいらしい。どうせなら食べたいけれども…
というわけでまとめます。
『いい経験になる』って人に言われると鬱陶しいから好きじゃないんだけど、今回に関しては『いい経験になる』と思う。ので気が向いたら行ってみるといい。食という行為に対する認識が変わるというか、戒め・教訓そういった言葉が頭をよぎるね。食を通して背徳感・罪悪感・戒めを実感できるいいお店でした。
次は普通のお肉を食べたいなと思ったけれど、お通しのスズメはかならず立ちはだかってくるんだよなぁ…
それではさようなら。
HRT
MAKED BY HRT <Graphic>
Graphic
20,12,21 / 21,01,04
MAKED BY HRT <Alcohol Ink Art> NO.001 - 004
Alcohol Ink Art
20,12,24 - 20,12,31
メキシカンテイスト
こんばんは。HRTです。連投します。
改行で綺麗に見せたいけど、ばらついちゃった。
さて、アウトプットとして、一昨日くらいに思ったことについれ記載します。
日曜日に買ったばかりのクロスバイクで下北沢まで繰り出してきました。
ほんでプラついてたんですけど、面白い雑貨屋さんがあったのでお邪魔して買い物をしてきました。
メキシコ雑貨屋『PAD』さんです。
これ許可とか取らずに勝手に記載していいのかな。まあ誰も見てないからいいよね?怒られたら消します。ほんとはちゃんと記載していいですか?って聞いて紹介するべきだと思います。
超素敵なお店で、店員のお姉さんも気さくに声かけてくださって最高でした。
マリア像2種類と、テキーラグラスと、ステッカーを買いました。
ちょっと前からメキシカンな雰囲気が好みでだったのでぴったりでした。
自分なりに分析すると、メキシコのデザインに惹かれる点って、
民族感+神聖さ(マリア様や後光)と死(骸骨とか)の二面性
だと思うんですよね。
宗教的な神聖さもありつつ、厳かすぎない庶民的で親しみやすい雰囲気と、
ギャングというか悪い人たちもタトゥーで入れたりするような華美でゴージャスな厳つさの共存。そして鮮やかな色使いがいい感じに魅力的なビジュアルになっていると思います。メキシカンなクリエイティブにも挑戦していきたいと思います。
よかったら行ってみてね。
こんな感じで今後もいろいろと書いていきます。まだ探り探りだけど、書いてて楽しいので続けていきたいですね。
それでは、さようなら。
HRT
初めてのカキコミ
初めまして。HRTです。
突然ですが、みなさん『なんか書きてぇ…』と思う瞬間ってありますか?
僕はあります。子供の頃から作文が好きで、趣味で執筆とかしてた身からすると、筆記欲が湧き出てくることってあるんですよね。特に酔っ払ってるとき。
残業後に酒飲んでたらそんな筆記欲が湧き出てきたので、ブログを始めてみた次第です。よろしくお願いします。
さて、記念すべき初ブログということで、どんなことを書いていくかをぼんやり書き連ねてみようと思います、
・創作したものの宣伝
・趣味(ゲーム・アニメ・漫画・映画・海外ドラマ・音楽・写真・自転車・雑貨…etc)に関する雑記
・日記
・ふと考えついたよしなしごと
このあたりを気ままに書いていこうと思います。誰にも見られず筆記欲を満たしながら、頭の中をアウトプットする場として使っていこうと思っています。
欲を言えば暇つぶしに見てくれる人が5人くらいできると嬉しいとおもってます。
心がけたいこととしては、
・まめに書く
・あまりオブラートに包まずに素直に思ったことを書き連ねる
の2点です。
Twitterとかだとどうしても、人に見られることを意識して柔らかい言い回ししたり、脳内のアウトプットとしての純粋さはちょっと損なわれちゃうと思うんですよね。
まあブログも人に見られるわけだし、あまりにも歯に絹着せないと炎上しちゃうんですけど。
どうせ見られてないだろうみたいな安心感と、どちらかというと自分の考えをまとめる的なイメージでゆるくいこうと思います。
それでは、よろしくお願いします。